黒金山登山口からの乾徳山時計回り周回(高原ヒュッテ泊)

山行記録

はじめに

 乾徳山の高原ヒュッテに泊まることを目的とした山行は毎年やっているが、いつも徳和からの八の字周回&黒金山ピストンのコース。旺文社の地図では黒金山登山口まで車で移動できる感じはなかったが、ダート道だが行けることが分かった。手前の大平牧場跡地に停めることもできるが有料となる。無料に惹かれダート道で下山口まで入り、林道を戻る周回ルートを企画。

10月18日(土) 曇り 1泊2日 避難小屋泊 ザック重量23kg 特別装備なし
 大平牧場には7時過ぎに到着。流石に駐車場に車はなかった。ここからダート道。確かに車高が低い車ではそこを擦るかな?しかし距離的には、会津の田代山や帝釈山へのダート道の方が長かった。無事駐車場に到着。2台停車中で、1台は男女ペアの方がそろそろスタートの雰囲気だった。

駐車場 ⇒ 大平 ⇒ 高原ヒュッテ CT:2時間強

 雨は降っていないが雲は低い。まあ~のんびり歩いても2時間強だろう。降ってくれば雨具を着ればよい。道も険しい所はないはず、と判断しそのまま出発(0800)。車で通ってきた林道を戻る。途中で県警の車とすれ違う。「これから周回ですか?」の問いに「今日はヒュッテに泊まってのんびりです」と答えたら笑って「ご安全に!」と挨拶を返してくれた。牧場の少し手前で、乾徳山へ向かう分岐に出会う。

牧場からの登山者3名が登って行った。小生は休憩して再出発。なだらかな登りをしばらく歩くと道満山への分岐に到着。ここからは何回も通った(いつも下りのルート)ところ。暫く進むと富士山絶景の看板。今回もまた富士山が見えない。今まで見た記憶がない。そしてヒュッテに到着(0945)。

高原ヒュッテ(泊)

 もちろん誰もいない。昼前なので流石に酒には早い。テラスに座ってのんびり。11時から1次会開始。いつも同じ餃子とビール、そしてつまみとワイン。13時から昼寝。昼寝最中に休憩する人がちらほら。16時から酒を再開。鍋とビールとワイン。泊り客がいるわけもなく、一人で楽しむ。寒ければ薪ストーブも考えたが温かい。しかし電池切れのブルーのパトランプが目障りだが、酔っ払ってきたので気にならず酒が切れて就寝。

10月19日(日) 曇り ザック重量17kg前後
 4時過ぎに外に出たが星が少し見えたが5時には星は見えなくなった。雨がなければOK。

高原ヒュッテ ⇒ 乾徳山 CT:2時間弱

 掃除して出発(0550)。日の出の時刻は過ぎているが太陽は見えない。しかしヘッドランプはもちろんいらない。誰もいない登山道を進む。樹林帯を出て振返れば雲海の向こうに富士山が!!笠をかぶっているので天気は悪くなる方向。しかし雲海の向こうの富士が綺麗。

誰もいない月見岩は初めてだが、休憩には少し早いのでいつも休む樹林帯の中の岩がゴロゴロしたところまで進んで休憩。ここからは岩が出てくる。誰もいないので渋滞もなく、自分のペースで進めた。ザックは重くはないが岩場では少し厄介。危険はないが・・・。頂上到着(0740)。

月見岩から見た雲海よりも、こちらの雲海・富士が綺麗。当たり前だが頂上独り占め。小屋に泊まった人の特権!!

乾徳山 ⇒ 黒金山 CT:2時間弱

 ここから先は奥秩父らしい苔むした樹林帯にはいる(高原ヒュッテ分岐までは少し岩場)。雨がちらほら。樹林帯なので雨具なしで進む。良い感じの樹林帯。アップダウンも少なく歩きやすい。

奥秩父縦走路方面への分岐に到着。ここから階段状の坂を登れば頂上だったはず。記憶通りの登が終われば頂上(0950)。国師方面・五丈岩も見えるが、乾徳・富士山は雲の中。日帰りの人は富士山の絶景には合えなかっただろうな~。

黒金山 ⇒ 駐車場 CT:2.5時間弱

 シャクナゲの樹林帯を過ぎて急とは言えないが坂が続く。段差がないので歩きやすい。

駐車場への分岐に到着。笹の開けた場所。休憩には早いので先に進む。

樹林帯と思っていたが笹の登山道。深くはないが膝下ぐらい。雨露でぬれているので雨具を着ていた方が良かった。膝から下はズボンが濡れた。笹も登山道が続く。途中、湿地隊みたいなところで少し景色が変わったがほとんど笹。

最後は樹林帯に入り駐車場に到着(1140)。

まとめ

 黒金山から先は初めて歩いたルート。眺望はないが歩きやすい。朝早く出れば日帰りが可能でしょう。しかし小屋に泊まっての頂上は誰もいないので格別でした。乾徳山は人気の山なので何時も頂上は一杯。もちろん月見岩も。来年もこのルートかな?

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