鳥屋戸(トヤド)尾根(再訪)

Uncategorized

 先月(3月)に想定以上の積雪があったため撤退した鳥屋戸尾根に再訪。今回も前日の深酒のため反時計回り(鳥屋戸尾根を登る)ルートができないので、時計回りで一杯水避難小屋に宿泊するルート。楽しめるか?

はじめに

4月19日(土) 晴れ ザック重量21kg 特別装備なし
 前日の酒の影響もあり家は9時半前後に出発。駐車場には12時を過ぎていた。空きがあるか心配だったが何とか停めることができた(2~3台分空いていた)。渓流釣りの方もいて、小生が到着して暫くしてから、釣果なし?(キャッチ&リリース)で戻ってきた釣り人もいた。

駐車場 ⇒ 一杯水避難小屋(CT:2.5時間)

 装備を整えいざ出発(1230)。いや!ザックが重い。前回よりも1kg程度重いがずしりと来る。家で持った時に感じたが重い。今日の山行からクローズドセルのマットからエアマットに変更した。その分、ザックに占める荷物の容積が少なくなった(クローズドマットもザックの中に収納していた)分、重心が下に下がり重く感じるのか?尚、エアーマットの使用感は別途【ギア】の項に記載したいと思います。21kgなので南アルプス縦走に比べれば楽なはず!と自分に言い聞かせて先に進む。1ヶ月前に登った道なのでだいたい覚えている。最初の急登が過ぎれば広めの尾根道にでて、尾根道(前回登ったルート)と巻道の分岐にある倒木で休憩を考えて進む。それにしても暑い。20度以上だろう。汗がしたたり落ちる。やっと倒木に到着。この荷(バランスを含め)では尾根道はいけないな!元々行く気はないが。一服して先に。

 ここからは急登もなく尾根の腹を巻いてすすむ。前回の雪では少し慎重になったトラバースの箇所も、雪がなければ何ら問題なし。よそ見をしない限り。尾根との合流に到着。少し進めば確かまた倒木があるはず。そこで休憩。CT以上かかっている。急いでも仕方ない、と言うより今以上スピードは上げられないが。何とか小屋に到着(1550)。先客にはソロの男性2名がいた。

一杯水避難小屋

 見た目は雪景色の方が綺麗だな!少し早いが夕飯と1次会を開始。畦ヶ丸で美味しかったチキンのレモンソテー。ビールに合う。その後は日本酒。ソロの方2名の内、年配の方(70歳以上)もウイスキーをやっている。その後は山談義。年配の方は小生と同じ避難小屋泊まりが好みのようで、避難小屋の情報交換会となった。埼玉県所沢在住とおっしゃっていた。もう一人のソロの方はトレランではないがローカットの登山靴なので早いんだろうな?と思いました。20時少し前になりお二人の方が就寝に入ったので小生ももう一杯飲んで就寝。1~2合ぐらい余ったなかな?

4月20日(日) 曇り ザック重量16kg前後か?

一杯水避難小屋 ⇒ 蕎麦粒山(CT:1.5時間弱)

 暖かい。深夜に外に出たが、温度計は13度前後の表示。持ってきたシュラフも夏用で正解。若いソロの方は5時過ぎに出発。年配の方はのんびりとご朝食であった。またどこかの避難小屋で会いましょうと軽く会話して小屋を出る(0545)。10時のバスに間に合うか間に合わないか?少し遅れたので、可能な範囲で急ぐ。水はしっかり出ていた。昨晩の情報で豊富に出ている旨の話は聞いていた。一方で酉谷の水は細く、小屋も満員で外にテントも張ったようだ。まあ~酉谷は4~5名前後しか泊まれないから。

 バスの時間が気になるので基本的に巻道を選択(最初だけピークに行ってしまったが)。巻道は当たり前だが斜面にトラバース気味に道を作っているので細い。雪があれば厄介だが落ち葉だけなので問題なし。しかし途中の木製の橋はダメだ!渡らなくていいようにルートはあるが。ここで問題。蕎麦粒を巻こうと思ったら巻道は通行止め。4~5年ほど前は間違えて巻道を行って鳥屋戸尾根を少し下るミスをしたが・・・。仕方ないのでピークを目指す。

ほぼCTで頂上へ(0655)。曇っているが棒の折れ方面が綺麗。一服する。

蕎麦粒山 ⇒ 川乗橋BS(CT:3時間強)

 ここからが鳥屋戸尾根(0715)。昨日の年配の方から、「尾根が広いので迷いやすい。テープがあったかな?」とのアドバイスがあった。また前回の山行でも、ベテランの方から「作業道もありルートを間違う可能性も?」とおっしゃていた。最悪GPSもあるし、と気楽に考えすすむ。出だしは急坂(4~5年前に下りたのでかすかに記憶が残っていた)。急坂を下りると多少広い尾根だがトレースはしっかりある。ところどころテープもあり迷うようなところはない。

 登山道ではないところはトラロープで立入禁止。先に進む。

 地図にあるように小さなピークを越えていく。尾根だから当たり前だが、たいしたアップダウンではない。

 最後のピークを過ぎると急坂。しかし先月訪れた丹沢の権現山の下りよりは楽。またミツバツツジが咲き始めており、途中何か大きな石があった。

一箇所のみ大変だった。落ち葉で登山道が見えない。急坂なのでステップを切ろうにも落ち葉が邪魔。しかしロープが設置してあるのでロープで確保しながら進めば、問題なく通過できる。

 ここを過ぎればあまり段差のない坂道。ここまでほとんどノンストップで来たので足にきているが、無事登山口にたどり着く。バスの登山者であろう、川苔山方面に向かう数人を見かけた。尚、鳥屋戸尾根では男女ペアの方とあったのみ。バス停に到着(0945)し1004のバスで駐車場に戻り帰路に。尚、1004のバスにも登山者?ハイカー?が10名前後乗っていた。

まとめ

 初めて通っ鳥屋戸宿尾根。予想していたよりも登山道のトレースはしっかり残っていた。また【死亡事故多発】との掲示もあったが、どこで転落するのか?もちろん転落する箇所は無数にあるが、注意散漫にならない限り問題ないと思う。道迷いの箇所もなかったように感じる。もちろん初心者だけでは難しいが、それなりの経験者であれば全く問題なし。一方で前回は雪を考え撤退したが、これは正解。もし新雪が10cm以上あったらあの急坂(ロープ設置個所)はヤバかった。チェーンでは確保できないと思う。また登りは大変だろうな!が第一印象。まあ~日帰りであれば荷も軽いのでそれほどでもないが、20kgオーバーでは・・・。でも北岳の左股の直登よりは楽かな?

コメント

タイトルとURLをコピーしました