高層湿原の田代山 晩夏の湿原を独り占め

 尾瀬よりも高いところにある高層湿原:田代山。名前は知っていたが横浜・町田からは遠いので候補には上がっていなかった。茨城への転勤を機に訪問。調べると頂上には避難小屋もあるので、いつも通り日帰りコースを1泊2日で宴会登山。

猿倉登山口駐車場 ~ 避難小屋(CT:2時間半弱)

1泊2日 避難小屋泊
初日 8月3日(土) 晴れ ザック重量22㎏
 駐車場には8時過ぎに到着。登山口に近い駐車場に止めることができたが、残り数台の状態だった。身支度を整え出発。管理人の方から声を掛けられ、「泊ですか?水場がないので」「泊です。5リットル持っているので大丈夫だと思います」「5リットルなら大丈夫ですね」といった会話を交わす。管理人がいる山なんだ~と・・・。出発。沢を渡り階段の登場。最初だけかな?と思ったが・・・。

 登山口から30分、1時間といった道標があるのでペース配分には便利。しかし最初だけと思っていた階段が延々と続く。段差が高い階段ばかりでゃないが、大腿四頭筋がそのうち悲鳴を上げるのではないかと心配。

 こんなに階段が多いのであればもう少し酒を減らす(濃い酒にする)べきだったか?2本の休憩後やっと小田代に到着。キンコウカが少し枯れかかっているが一面に咲いている。

 ここからワンピッチで田代山。予想以上の湿原。

 頂上の湿原は反時計回りの一方通行。湿原を歩き、今日泊まる予定の避難小屋へ。

 避難小屋に荷物をデポし外のベンチで休憩。登山口でお話しした管理人の方から色々と伺った。管理人の方数名で登山道を整備したようだ。以前は雨が降ると登山道がドロドロになり、歩ける状態ではなかった。登山者からは「登りたくない山」と言われていたとか。10数年かけ階段を整備したことで雨でも登れる状態に。避難小屋も「畳があったほうがいい!」との発想から、サイズを測り畳を作成設置したとのこと。利用者には大変ありがたい。苦労なさった階段の登山道だが堪えた。丹沢の階段を思い出させる。

避難小屋 ~ 帝釈山 ~ 避難小屋(CT:2時間半)

 帝釈山へは多少のアップダウンはあるが樹林帯の中の稜線歩き。帝釈山直前は岩場があるが、梯子も設置してあり困ることはない。田代山までの登山道の雰囲気とはちょっと違うので、足を延ばすべきだと思います。

 

避難小屋

 帝釈山から戻り避難小屋で早めの夕食。しかしバテタ。酒を飲み焼き肉を食べて・・・。もちろん宿泊者は小生のみ。のんびり過ごす。

避難小屋 ~ 登山口(CT:2時間)

8月4日(日) 曇り ザック重量16㎏前後
 早い起きして湿原を歩けばよかったと・・・。ゆっくり起きて下山開始。あまり早く下山すると、帰りの林道で上ってくる車との交差が厄介なので。しかし湿原は独り占め。丁度、湿原から下り始めたところで男女のペアと会う。その後も数名とあった。来た道を戻るので省略。1時間強で駐車場に到着。
 

まとめ

 高層湿原、避難小屋と最高の場所。但し階段が辛い。定宿(10月上旬には小屋・トイレを閉めるようだ。小屋は鍵をかけないので利用はできると、管理人さん曰く)にしたいが、階段が・・・。しかし湿原は春のワタスゲ、夏の高山植物、秋の紅葉と楽しめそう。秋にもいくかな?

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