知床の名峰:羅臼岳 オホーツク海を眼下に絶景を楽しむ(北海道遠征第一弾)

 昨年に続き夏の北海道遠征を企画。しかし足の状態が万全ではないので縦走は回避。また北海道の山は昨年行った大雪山系意外に知っているのは利尻富士と羊蹄山くらい。計画したのもGW明けで、行きたい利尻富士方面の稚内便は満席(マイル利用)。仕方なくネット検索したところ、知床方面の百名山を回る人が多いことが分かった。ということで羅臼・斜里・阿寒(雌雄)に行くことに。女満別空港・釧路空港へのフライトも満席。少し遠いけど中標津空港を始点に計画を策定した。本稿では中標津空港から羅臼岳登頂までを記載する。

中標津空港 ~ ウトロ

7月10日(水) 登山前日
 羽田発の中標津空港行きはターミナルからバスで移動してタラップを登るタイプ。3列×2の中型?8割ぐらいの搭乗率。非常口横の足元が広い通路側(好み)の席を確保できた。窓側には男性がいたが真ん中は空席でゆったりのフライト。中標津空港には14時半前後に到着。レンタカーを確保して今日の宿泊先であるウトロの【民宿いしやま】を目指す。スピードの出しすぎには注意しながら約1時間の行程。途中でオシンコシンの滝を見学(子供が幼稚園生のころに家族旅行してきた記憶もあるが・・・)しウトロに到着。民宿に荷物を置いて明日の朝食・昼食と夜の酒を確保しに町へ。時間もあるのでゴジラ岩を見学。確かに見る角度ではゴジラかな?。コンビニ(セイコーマートとセブンが道路を挟んで並んでいるが、せっかくの北海道なのでセイコーマートを選択)へ。地酒も売っていたので4合瓶とビールを買って宿に。
 夕飯はネットでの情報通り豪華。小鉢が沢山あるので酒飲みには最高。ナマコとホヤが日本酒に合う。エイひれの煮つけも薄味で絶品。酒もなくなったので、部屋に戻り就寝。

民宿 ~ 登山口駐車場(知床 地の涯前)

7月11日(木) 日帰り ザック重量10㎏前後 チェーンスパイク
 CTで9時間前後かかることから早めに5時出発(登山開始が6時で下山が15時前後を目標)。途中の知床公園道の路肩に大きな岩が見えた。しかしよく見ると動いている。ヒグマだ!しかしエサを探すのに必死でこちらを見ることもなく無警戒。近くに行っても無視された。知床のヒグマは人や車に慣れているのか?昨年襲われそうになった大雪のヒグマとは大違い。さらにしばらく行くと、今度はエゾシカ。まあ~珍しくはないが・・・。駐車場に到着。

登山口 ~ 弥三吉水(CT:2時間弱)

 駐車場はほぼ満杯。流石に皆さんスタートが早い。6時少し前から登山開始。ホテルの横を歩いていくとすぐそこに木下小屋がある。3人のパーティが準備をしていた。お先にと進む。地図上では急登とあるがとあるがそれほどでもない。樹林帯が続く。


 オホーツク展望台に到着。オホーツク海は見えるが少しかすんでいてイマイチ。先に進む。高山植物は咲いていない。そうこうしているうちに弥三吉水に到着。ここでしばし休憩。

弥三吉水 ~ 銀冷水(CT:1時間)

 冷たい水で顔を洗って出発。しばらくは涸れ沢のようなところを進みなだらかな極楽平に出る。その先は九十九折のような仙人坂の急登を経て銀冷水に到着。

この先は沢沿いの道になるのでここで休憩することに。

銀冷水 ~ 羅臼平(CT:1時間強)

 銀冷水を過ぎ大沢口(出会)まで来ると一気に視界が開ける。これから登る沢沿いの道。高山植物も咲いているし、残雪も見える。

 赤白黄色の高山植物

 花を楽しみながら岩場を進みハイ松の間を抜けると羅臼平に到着。あいにく羅臼岳は少し雲がかかっているが気分の良い高原?テントも張れるようでフードボックスもある。体調が良ければここでテント泊して、硫黄山に行きたかったが・・・。

羅臼平 ~ 羅臼岳(CT:1時間)

 しばし休憩し前方に見える羅臼岳を目指す。しばらくはハイ松帯で途中から岩場になるようだ。先行している男女のペアが見える。雲が切れて羅臼岳の頂上も見える。岩清水の少し先には一面高山植物の庭のようなところに到着。

 ここからは岩場。危ないところはないが疲れた体には少しきつかったかな?何とか登って頂上に到着。すでに数名が休んでいたので、少し手前に荷物をデポして写真だけ撮って荷物のところで休憩。雲もはれて360度の展望。硫黄山方面、雲海(下は根室海峡の海?)の向こうには国後島の山だろうか?

羅臼岳 ~ 登山口駐車場(CT:3時間半弱)

 十分絶景を楽しんだので後は戻るだけ。同じ道なので詳細は記載しません。羅臼平と弥三吉水で休憩して駐車場に到着。

まとめ

 予想以上の景色が楽しめた。国後島の山々が見えるとは思ってもいなかった。次回は是非、硫黄山方面へテント泊で縦走したい。また下山時、茨城からフェリーで来た方と少し会話。昨日は雌阿寒岳に登って明日は斜里岳。小生も明日は斜里岳なのでまた明日お会いしましょうと言って別れました。昨年もフェリーで来た方と話した。小生も現在は茨城なので今度はフェリーで来るかな?

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