燧ヶ岳を見ながらの稜線歩き(会津駒から御池)

いで湯

 

はじめに

 今年3回目の会津駒。去年歩いたコースを再現。去年は天気も悪く紅葉も早かったので、紅葉の時期(10月上旬)に行く予定も帰省等が重なりこの時期になってしまった(紅葉には絶対早い)。晴れて燧ヶ岳と遠方の富士が見えるか?

9月21日(日)雨のち曇り 1泊2日 小屋泊 ザック重量19kg 特別装備なし

駐車場 ⇒ 駒の小屋(CT:4時間前後)

 下山が御池なのでバスで戻る必要がある。バス移動後に再度登るのは面倒なので、出だしはバス道路脇のテニスコートの駐車場にした。7時少し前に着いたがもちろん駐車している車はいない。雨模様なのでザックカバーと雨具で出発(0720)。林道わきの駐車場は流石に空いていたが、第一駐車場(登山口に一番近い所)は残り1~2台の空きしかなかった。この階段がスタート地点。

 7月に比べれば暑さは劣るが、ザックが重いこともあり直ぐに汗がしたたり落ちてくる。CTよりも少し時間がかかったが看板のあるいつもの休憩場所に到着(0830)。20kgないのでもう少し早く歩けなければならないが・・・。男女ペアの方が到着。後で色々お話ししたが、女性の方は健脚!!読売新道もテントで行ったよう。小生にはまねできない。ここから水場まで休憩なしで行けるかな?見覚えのある登山道を進すすむ。大雨ではないが降り続く。登山道も少し水が流れるような状態になった。あえぎながらも水場に到着(0955)。水場の補給はなし。足りなければ購入だな。

 後はなだらかに登りながら稜線に出て景色を楽しむところだが、もちろん雨・ガスって眺望なし。またもいつものベンチで休憩。紅葉には早い。予想通り。下山してくる人もちらほら。宿泊?ピストン?残りは小屋前の階段状の登を耐えて小屋に到着(1135)。

駒の小屋(泊)

 丁度昼。天気が悪いので登って中門池までの稜線に出ても何も見えないと判断。受付(通常は13時から)を済ませ、自炊場で一次会をすることに。小屋で雨具等を乾せるのはありがたい。ソロの男性も昼食を始めるようで、小生も餃子と酒を飲みながら山談義。他のパーティも入ってきて、夕飯のような賑わい。最初の休憩所でお話ししたペアの男女も到着。男2女1のパーティは少し酒が入った状態だが、この雨の中頂上へ向かっていった。小生は昼寝。17時に起きて焼肉の二次会。皆さんも夕飯・酒を飲んでいる。酒もなくなり20時の消灯。

9月22日(月)曇り ザック重量16kg

駒の小屋 ⇔ 中門大池(CT:2時間弱)

 天気は曇り。ガスってなにも見えない。日の出もなし。しかし途中から日が差してきた。晴れるか?とりあえず中門大池までピストンして、天気次第で下山 OR 御池の判断をすることに。空荷(水・行動食・雨具・エマージェンシ―BOX)で出発(0615)。時間とともに雲が晴れてきた。日光連山方面はくっきり!しかし燧はまだ。頂上直下で燧も見え始めた。稜線が綺麗に見える。もう少し遅ければ黄金色の稜線が見えたのに・・・。リンドウが咲いている。秋だな~。

中門大池で一服し戻る。途中で昼食を一緒に取ったソロの男性とすれ違う。お互いに『気持ちい稜線ですね~、燧もきれい』とあいさつ。小屋に戻る。燧も見えるから御池へ向かうことに決定。川崎から来た男女のペアは行く予定と言っていたが?

駒の小屋 ⇒ 作業者用小屋(CT:3時間弱)

 ポカリ1ℓ、水0.5ℓではマイルール(下山時に水0.5ℓ残す)が守れそうにないので水を購入して出発(0800)。出だしは少し急。滑らないように進む。前方の岩場までが少し危険個所(左に滑落すれば・・・)。慎重に行けば全く問題なし。ザックがでかいのでぶつけないように注意。稜線は気持ちいい。

燧は少し雲がかかっているが、後方の会津駒はくっきり見える。これで紅葉であれば大満足だが。アップダウンもあまりない稜線。キリンテの分岐である大津峠に到着(0910)。ここで休憩。

ここから少し行ったところに急坂があった記憶がある。暫く進むと記憶とは少し違ったが急坂登場。登ってくる登山者も。逆ルートは嫌だな。遠くに作業者用小屋が見える。距離的にけっこうあるがアップダウンはない。急坂を下って深く無い樹林帯に入り鞍部に到着。

ここから登りだが緩やか。しかし小屋の少し前は壁とは言わないが急登(根っこや岩を掴んだ記憶が)のはず。しかしなかなかその急登が現れない。ここじゃなかったか?と思いきや急登登場(写真では感じられないが)。登山者が多ければロープが必ずあるようなところ。まあ滑落してもたいしたケガにはならないが。クリアし小屋に到着(1035)。前回同様、雨ではないが小屋の軒下気休憩。

小屋 ⇒ 御池(CT:2時間)

 この後は大杉岳で一本取って御池まで。急登も急坂もないはず。しかし標高が下がるし風も抜けないので暑いか?次第に植生も変わってきた。樹林帯に入る。頂上は樹林帯で展望もなく、ベンチもなかった記憶。少し登り返して大杉岳に到着(1140)。

記憶通りの場所。休憩してリスタート。急坂もなく、階段や段差のある下りでもない。膝にやさしい。ほどなく登山口のある車道に出た。後は車道を歩いて御池に到着(1240)。バスまで2時間半以上か・・・。

 バス待ちをしていると、関西から来た男女ペアの女性だけが到着。お話を伺うと、男性はピストンで女性だけが御池まで来たようだ。3時間強と言っていた。やはりすごい健脚。色々山談義。更に車で小生が停めてある駐車場まで送っていただいた。本当にありがとうございました。

【まとめ】

 紅葉前でやはり今一つ。真っ赤?まっ黄色?に染まった会津駒から中門、会津駒から大杉岳の稜線を見たかった。東京に戻るので頻繁に来れる山ではない。来年の4月下旬、小屋の営業再開初日の残雪の時期にまた来よう!!

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