二峰目は斜里岳。雨で増水し渡渉が困難にならないことだけを祈る。天気予報では曇り。渡渉・沢はどんな状態だろうか?動画では結構大変だ!といったコメントもあったが・・・。
ウトロ ~ 斜里岳登山口
7月12日(金) 曇り ザック重量10㎏前後 特別装備なし
部屋で前日コンビニで買った食事を済ませ今日も早めの出発。途中、大きな岩の上に鳥が。オジロワシ(天然記念物)か?農道を過ぎて清岳荘への道はダート。4WDのレンタカーなので問題ないが。清岳荘の駐車場にはすでに10台以上停まっていた。清岳荘宿泊者もいるのだろうが昨日同様みなさん出足が速い。清岳荘内にはトイレ(有料)もあり、外には自販機もある。助かりました。


登山口 ~ 下二股(CT:1時間半弱)
清岳荘横の登山口がスタート。同じところに遊歩道(自然歩道)もあるが、標識もあるので間違うことはない。樹林帯をしばらく進み鉄パイプ製の階段を降りると林道。20分強?の林道歩き。その先から本格的な登山道。



樹林帯を少し進むと1つ目の渡渉箇所。全渡渉箇所を写真で撮ろうと思ったが、難しい(増水時は別)渡渉箇所はなかったので途中でやめました。ほとんど岩が出ているので靴の中が水で濡れることはありません。右の写真の箇所は高度感はないですが、剱のカニの横ばいといった感じですね。


10数箇所(正確に数えていません)の渡渉を過ぎると下二股に到着。ここまで危険な個所はありません。しかしここから危険な個所があるのか、しめ縄?のようなものが飾られており安全祈願をしているのか?


下二股 ~ 上二股(CT:2時間弱)
下二股からので出だしは涸沢の登山道だが、すぐに沢に出くわす。地図上では滝が6本あるようだが、全部の看板は確認できなかった。


危険な個所は3箇所ほど。岩から沢に降りるところ(写真なし)。先行者が下りるのを苦労していたので、小生が先行した。もう一箇所はロープがある(写真なし)。なければ厄介な個所。もう一箇所は右の写真。足場は確保できるので難しくないが、距離が長いので仮に滑ったらヤバイ。10m以上は止まらないだろう。但し、どの箇所もコケなどで滑りやすい状態ではない。またそれほど急こう配ではないので四つん這いになることはなかった。


さらに進むと沢も細くなり平坦になる。そして上二股に到着。下二股と同じようにしめ縄?がある。やはり沢ルートの安全祈願か?ここで休憩。


上二股 ~ 斜里岳(CT:1時間強)
上二股から先もしばらくは涸れ沢。少しずつ標高を稼ぐと視界が開けザレ場の急登が目に入る。直登ではなく九十九折なのでさほど苦しくはないが、ザレ場に足を取られるので要注意。稜線に出るとあとはハイ松帯とガレ場。しかし高山植物が迎えてくれるので癒される。途中、昨日羅臼でお会いした方が下ってきたのでご挨拶。


最後の岩場と急登を過ぎれば頂上に到着。あいにくガスっており景色は楽しめなかった。


斜里岳 ~ 熊見峠(CT:1時間半弱)
上二股までは来た道を戻る。上二股からは樹林帯を進む。途中、竜神の池へのルートもあったがどんな道か予習してこなかったのであきらめて先に進む。しばらく進むと稜線に出る。気持ちが良い。熊見峠はあのあたりか?と推測しながら心地よい稜線を進むと熊見峠に到着。視界はないが熊にも出会いませんでした。


熊見峠 ~ 登山口(CT:1時間半強)
熊見峠から下二股までは急坂の連続。沢沿いの道に不安がある人はこちらを登ることになるが、この急坂は登りたくない。やはり旧道の沢沿いの道が正解でしょう。下二股で休憩し、あとは来た道を戻り駐車場に到着。
まとめ
曇っていたので眺望は楽しめなかったが、沢登りが楽しめた。ヘルメットをかぶっている登山者もいたが、落石の危険性はないので必要ないと思うが滑落に備えれば持ってきた方がよいか?一方で、羅臼も斜里も木の枝が登山道を覆っている個所が多く、何度も頭をぶつけたんこぶを作った。そのためにはヘルメットがあった方がよかった。沢については前述した通りで、さほど危険はないが増水時は数段危険度が上がる。雨でなくてよかった。
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