4年連続の櫛形山。昨年も満開の時期に合わなかったので(1週間程度遅かった)、昨年よりは1週間早い時期を狙った。梅雨なので眺望は期待できないと思うが満開のアヤメ詣で。コースも今までは伊那ヶ湖(県民の森)からの周回ルートだったが、今回は池の茶屋からの周回ルート。ブログの最後にはお薦めルートを紹介します。
池の茶屋駐車場 → アヤメ平(CT:3時間強)
初日 6月29日(土) 曇り ザック重量22kg
池の茶屋駐車場までの林道丸山支線は相互通行ができない狭い林道。砂利道ではないが舗装も傷んでいる箇所もあった。また大雨のせいか落石が道路の1/3程度塞いだところもあり慎重に進んだ。6時過ぎに到着。車は数台。皆さんは櫛形山直登ルートを行くようだ。小生はトレッキング(展望コース)ルートでアヤメ平を目指す。
北岳展望箇所までは登山道と言うよりは自然歩道。傾斜も緩く道幅も広い。30分程度で北岳展望箇所に到着。もちろんガスっていて何も見えない。先に進む。少し傾斜がきつくなってきて巻かないでちょっとしたピーク(休憩所の看板有)で一休み。
ここからは木の階段が出てくる。特にもみじ沢を過ぎると急登の階段。古くなっているため土がえぐれており歩き難い。しかし数カ所には木製のベンチがあり休憩できる。
あえぎながらもやっとアヤメ平に到着。去年よりもアヤメが少ない。満開の時期は過ぎているようだ。アヤメ平の避難小屋には先ほど追い抜かれたご夫婦と思われる方が休憩中。小生は外のベンチで休憩。
アヤメ平 ⇔ 唐松山(CT:1時間弱)
過去三年とも唐松山には行っていないので今回はピストンでのピークハント。アップダウンも少ないようなので荷は担いだまま。途中の眺望もなく、もちろん頂上からも眺望はなし。単なるピークハンドでした。ピークハント以外の意味はないかな?戻ってきて一休み。
アヤメ平 → 裸山(CT:1時間弱)
アヤメ平からの道は経験済。最初だけ少し登るが後はなだらかな道。静寂を楽しみながら裸山下の分岐に到着。数人がアヤメを楽しんでいる。しかし今年も遅かった。1週間から10日間遅い感じ。花がしおれて茶色になっている茎が多い。ザックをデポして裸山を周回するも・・・。残念!!
裸山 → 祠避難小屋(CT:1時間強)
櫛形山頂上は明日駐車場まで戻るルートになるので今日はスキップ。直接、本日のお宿である祠避難小屋を目指す。ここからのルートも歩いた道。急坂でもなく原生林の中を進んで避難小屋に到着。しかしマルバタケブキばかり。
祠避難小屋(泊)
避難小屋には先客(男性・女性2名)が休憩中。昼食をとってから頂上へ向かうようだ。小生は一次会開始。酒を飲んで昼寝。3時過ぎから二次会開始。頂上へ行っていたパーティが戻ってきて、一緒の夕食。名古屋からのマラソン仲間と言っていた。酒や料理をシェアしあったが、小生の方がご馳走になった感じ。ありがとうございました。山談義後に就寝。女性はテント泊を楽しんだようで、小屋には男性と小生だけ。
祠避難小屋 → 奥櫛形山(CT:1時間強)
最終日 曇り ザック重量17kg前後か
4時過ぎに起床。東の方が明るくなってきた。晴れるかな?味噌汁&ロールパンそしてコーヒーの軽めの朝食。2時間程度しか歩かない。やることがないので5時半過ぎには出発。太陽は隠れてしまい曇り空。まあ~梅雨なんだから仕方ない。アヤメ平との分岐を過ぎ櫛形山に到着。もちろん眺望のない山。腰掛ける所もないので先に進む。途中富士川?の向こうに富士山が見える眺望箇所のベンチで休憩。富士山は裾野だけ。ソロの女性が追い抜いて行った。ずいぶん早い。ピストンのようなので県民の森から登ってきたのか?健脚だな!!
奥櫛形山に到着。ここも眺望なし。先に進むがここからは初めての道。尾根道が続き一気に山腹を下ると南アルプス南部の眺望箇所に到着。もちろん何も見えないが、見えれば素晴らしいだろう。悪沢・赤石・聖が見えるようだ!!ソロの数人と出会う。九十九折の急坂を下ると後は緩やかな道。そして駐車場に到着。数台停まっていたが、その後も2台ほど到着。皆さん直登コースだ。
まとめ
4年連続のアヤメ詣でも時期を外してしまった。来年以降は登る機会がなさそうなので残念。しかし祠避難小屋を楽しめたので満足。小屋を管理している方には感謝感謝です。ありがとうございます。
櫛形山登山コース紹介
【県民の森駐車場】
県民の森駐車場への道路は舗装された片側1車線。厳しいヘアピンもなく駐車場も広い。トイレはもちろん大きな手洗い場、自販機もある。
1.県民の森から櫛形山ピストン
県民の森から祠避難小屋を経由して櫛形山を目指し、来た道を戻るルート。池の茶屋からのピストンよりも時間はかかるが、原生林を楽しめる。
2.県民の森からの反時計回りの周回
県民の森からしばらく林道を歩いて見晴台をへてアヤメ平を目指すルート。途中、自然歩道と登山道に分かれますが自然歩道がお勧め。アヤメ平少し前で合流すると、【コヒョウモンモドキ】採取禁止のゲートに到着。その先がアヤメ平。後は、裸山経由で櫛形山をピストン。その後は祠避難小屋を経て駐車場に戻るコース。コースタイムが長いので経験者向きかもしれません。
【池の茶屋駐車場】
本文にも記載しましたが林道が狭いので要注意。駐車場も10台程度。トイレはあるが和式で水場はない。
3.池の茶屋からのピストン
櫛形山のピークハントが目的であればこのコース。標高差も少なく、急坂は少しだけ。眺望もあり初心者にはお勧め。
2.池の茶屋からの周回
時計回りと反時計回りどちらが良いか?もみじ沢⇔アヤメ平は登るのも下るのもやっかいだが、まずは櫛形山を制覇して後はアヤメや原生林を楽しみ、最後に北岳の雄姿を眺める反時計回りかな?
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