はじめに
武蔵野国から甲州へ抜ける道として大菩薩峠越えがある。いわゆる古甲州街道。古の道と言えば『秩父往還道』も歩いたが、古甲州街道は周回では歩けるルートが見当たらず避けてきた。今回、公共交通機関で行くルートとした。古感が味わえるか?
10月14日(日)曇り 1泊2日 テント泊 ザック重量22kg 特別装備なし
最寄りの駅の始発に乗車。甲斐大和駅には(0740)に到着。勝頼公の銅像があるBSには同じ電車で下車した登山者であふれている。(0810)の始発以外の臨時便はないようで、(0840)の次の9時前後になるとバス会社の方からアナウンスがあった。案内通り9時近くになり3本目のバスに乗ることができた。またラッキーにも最後部の座席だったので、ザックもリアガラスとの間に置くことができ抱える必要もなかった。のんびりバスの旅を楽しんでBSに到着。
上日川BS ⇒ 福ちゃん荘(CT:0.5時間前後)
準備を整え出発(0955)。それにしても人が多い。駐車場も一杯だった。登山道は渋滞になるほどではないが・・・。小生のような大きなザックの人はほとんどいなかったが、親子(母・小学生の息子)はロールマットをザックの上にくくっていたのでテント泊だろうと判断。何回も歩いた道。無事到着(1020)。福ちゃん荘では売店で買い物をする人に紛れてのテント受付なので時間がかかった。また前回(数年前)ではあまり気にならなかったが、小屋番の女性の対応が・・・。 まあ~安い(500円)ので文句は言えないけど。テント場は既に2張。倒木の近く(ベンチになる)にテントを張る。


テント場 ⇒大菩薩嶺周回(CT:2.5時間前後)
いる物だけ持って出発(1100)。唐松尾根は上の方が少し岩場(ガレ場?)だった記憶が。樹林帯を進むが登山者が多い。樹林帯を抜けると富士山が見える。少し開けたスペースでは登山者が休憩して景色を楽しんでいる。まあ上の方で見ればよいと判断し、休まず進む。雷岩に着いたが、驚くほどの登山者。人気の大菩薩!!3月の谷川と同じぐらいいたかな。


そのまま大菩薩嶺を目指す。少し渋滞。頂上到着(1200)。ここで【TFT用の写真】をパチリ。そして休憩。もちろんおにぎりを食べて一休み。のんびり休憩して出発(1225)。


後は景色を楽しんで避難小屋に到着。ここから峠は目指さず旧道を通る。まだ歩いていない道。雷岩方面の景色が綺麗。旧道は歩きやすかった。また予想していなかったが沢があり、まあ~飲めないだろうが雰囲気和よかった。そしてテント場に到着(1320)。


テント泊
遅めの昼食をいつもと同じビールと餃子。倒木に座って酒を楽しむ。3時ぐらいまで飲んで、テントで昼寝。16時過ぎに起き出して、二次会の鳥鍋。酒をしこたま飲んで眠くなり就寝。明日は雨かな・・・。
10月13日(月) 曇り ザック重量18kg前後?
 4時に起きるも二度寝。寝過ごして5時半起床。曇っているが夜露もついていない。確かに夜は全く寒くなかった。外に出て、昨日の鍋の残りに〆のラーメンを入れて朝食に。少し足りないので予備食のロールパン。テント撤収。
テント場 ⇒ 峠(CT:1時間弱)
雨はないだろうと判断。ザックカバーもなく出発(0625)。もちろん他のテント泊の方はまだ食事中 ?峠までも歩いた道。少し紅葉した樹林帯(車も通る)を進み峠に到着(0710)。


ここでも【TFT用の写真】をパチリ。

曇っているが南アルプスが全部見える。晴れた青空であれば最高だろうな~。親子(父親と娘さん)と家族(両親と息子さん)のパーティが小屋から出てきた。挨拶し小生は暫し景色を楽しむ。


峠 ⇒ ノーメダワ(CT:2.5時間前後)
ここからが古甲州街道へ出発(0730)。登山道は良く踏まれている。段差もなく歩きやすい。45分ほどでベンチのある所に。まだ少し早いので先に進む。


それにしても歩きやすい。登山道として開通させたわけではないので、段差をなくして歩きやすくしたのかな?着物を着た女性も歩いたんだろうから・・・。登山道は地図上では尾根道だが、実際は尾根の少し下の山腹を沿うような道。幅もそれなりにあるので危険な箇所はない。旺文社の地図には『クマに注意』の文字があるエリア。まあこっちの音に築いて逃げるだろう、と気にせず進む。もちろんクマに遭遇しなかった。1箇所ほど朽ち果てた梯子があたが、流石に渡るのは避けました。そして二箇所目のベンチがあるノーメダワに到着(0850)。チョコを食べて休憩。


ノーメダワ ⇒ 丹波山村BS(CT:2時間前後)
古甲州街道も残り2割ほど?どこまでも歩きやすい道。次第に植林された樹林帯に変わっていった。立派な標識とベンチのある所に到着。休憩。標識には『多摩川水源森林隊』と書いてある。


なんだろう??少し登り返して何か開けた東屋があるところに到着。地図上ではこの先にも東屋があることになっている。確かに東屋がある。


ピクニックコースかな?2つ目の東屋を過ぎると、急ではないが下り坂が続く。コンクリート製の木を模倣した階段が続いている。しかし登山者が少ないのであろう、枯葉や土で段差が埋まってほとんど階段をなしていない。逆に膝には優しい。丹波山村の家々が見えてきた。そろそろ終点。車道に到着。後は車道を歩いてバス停まで。バス停に到着(1145)。バス停には湧き水?蛇口から水が勢いよく流れていた。頭から水をかぶったり、感謝感謝。1時間弱バスを待って、奥多摩駅へ。そして帰宅。


まとめ
紅葉には少し早いが人の多さにびっくり。一方、古甲州街道は親子の登山者が登ってきただけ。峠にいた登山者の1%も歩いていないだろう。道は歩きやすくまた歩いてみたくなる道。しかしルートのバリエーションがないので・・・。一度歩くことはお勧めします。

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