滝子山のイワカガミを見る山行。寂しょう尾根(南稜)上部に群生があることから、破線ルートで滝子山を目指し湯の沢峠避難小屋へ向かる山行を企画。イワカガミの群生はいかに?
桜森林公園 ⇒ 滝子山(CT:3時間強)
初日 晴れ ザック重量19㎏ 特殊装備なし(ヘルメットは持参しなかった)
甲州街道から右に入り中央道を超えた先の桜森林公園ゲート前の空地に駐車。既にトラックが止まっていたが3台は停められるスペース。身支度を整え出発(0542)。ゲートを開けて公園内?林道を暫く進み右手の登山道に入る。いきなり難路の看板がある。『ザイル・ハーネス必須』破線ルートの認識はあったが登攀ルートなのか?無理であれば引き返すことにしてとりあえず進む。途中の鉄塔(0619)までは一般的な登山道だが、その先は急登と平坦な道が交互に続く感じ。
一旦林道に出て直ぐに登山道。いきなりのロープ付き急登。長く続く急登ではないが結構きつい。そして岩場が出てきた。鎖やロープはないがホールドする箇所はあるので三点支持で進めば問題なし。写真では急登感が出ないがそれなりの岩場。岩場が苦手な人は避けた方が良いでしょう。
岩場を途中まで来るとお待ちかねのイワカガミ。しかし満開の時期には遅かった。先週あたりが最高だったかもしれない。岩場・イワカガミの群生を過ぎるとピークに出て少し登った先が滝子山の頂上。小生を追い越していったソロの方や別ルートからの登山者数名がいた。秀麗富岳十二景だけあって富士山の眺望は最高(0922)。
滝子山 ⇒ ハマイバ(破魔射場)丸(CT:2時間半)
ここからは過去に通ったルート。ハマイバ丸の手前で急登が2箇所ほどあるはず。そこまではだらだらの道なので楽だと思うが、ここまでで体力を消耗した。急登が堪えている。CTで残り3時間強なので4時間後の14時前後に着けばよい、と気楽に考え出発。途中、水場(飲めるような水ではない)や大谷ヶ丸(オオタニではなくオオヤ)をピークハント(1053)。
ちょっとしたピークと少しの急登を過ぎてハマイバ丸前の急登に到着(1159)。ここで休憩。昼食(行動食)を取って急登に備える。赤土だ!雨であれば厄介だが・・・。前回は凍っていたがチェーンで難なくクリアした。アキレス腱が伸びないので9オクロックの状態で登りきる。黒岳がきれいだ。高原のようなところを進みだらだらの登りをクリアしてハマイバ丸に到着(1245)。
ハマイバ丸 ⇒ 湯の沢峠避難小屋(CT:1時間)
ハマイバ丸頂上からの景色は期待できないので、少し前での休憩がベター。小生は面倒なので頂上で休憩。後は高原のような道を進んで、まだ花の咲いていない湯の沢峠のお花畑を通って避難小屋に到着(1421)。バテタ!!
小屋にはすでに1名分の荷物がある。クーラーボックス?も。登山者ではないのかな?その後、男女ペアとソロの男性が到着。先に荷物を置いていた方は写真撮影に来ていたようだ。就職はみんなで山談義。人のことは言えないが、女性とソロの男性も結構飲んでいたな。いつも通り、酒の切れ目が就寝時間。
湯の沢峠避難小屋 ⇒ 天目温泉BS(CT:2時間10分)
4時過ぎにのんびり起床してコーヒーと朝食。下山するだけなのでのんびり。他の登山者は次々に出発。小屋を掃除して小生も出発(0532)。9時半のバスには早すぎるが、早く着いたら駅まで歩けばよい。
天目温泉BS ⇒ 桜森林公園駐車場(CT:1時間半+45分)
沢沿いの登山道は数カ所の渡渉しなければならないが、石や倒木もあり濡れることはない。しかし増水時は足首まで濡れる箇所が発生すると思います。最後は平坦な登山道を暫く進んで林道に到着。長い林道を経て天目山温泉BSに到着(0735)。案の定早い。少し休憩し、駅まで歩くことに。
駅までは長い車道歩き。交通量はほとんどないので危なくはないが。途中、武田勝頼公を祀っている景徳院を過ぎてやっと甲斐大和駅に到着(0818)。武田勝頼公の銅像がお出迎え。
運良く数分待ちで高尾駅に乗車できた。一駅戻り、まだ車道歩き。途中で【名物:笹子餅】を購入。後は駐車場を目指すだけ。目の前にはおそらく昨日登った寂しょう尾根が。しかし中央道を超える坂が一番辛かった。やっと到着(0903)。お疲れさん!!
まとめ
イワカガミの群生は少し遅かったが確かに見事。富山の低山ではいたるところに咲いていたが、奥多摩・丹沢では群生は少ないのではないだろうか。見ごたえがあった。また寂しょう尾根(南稜)は岩場が苦手な人は避けた方が良いだろう。決して難しいルートではない。北アルプスや八ヶ岳、甲斐駒に登った人、これから上る人には練習の場としてよいかな?
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