4年連続の千本躑躅。過去3年間は満開の時期を外している。今年こそは!と未走破ルートの赤指尾根(破線ルート)を登り鷹ノ巣山避難小屋に泊まる計画。しかし赤指尾根の登りが急登との評判なので下山ルートに変更。峰谷橋駐車場に車を停めバスで鴨沢に移動しそこから登る計画とした。
峰谷橋駐車場 ~ 七ツ石小屋(CT:4時間強)
初日 曇り ザック重量22㎏⇒24Kg(七ツ石小屋で水を補給)
峰谷橋BSの始発が0630なので早くいっても仕方ないと思い6時到着で家を出た。しかし6時には既に駐車場(5台分)はいっぱい。少し奥の民家前の駐車場を利用した。結局は釣人らしきファミリーが2台出たのでメイン駐車場に移動しバスを待つ。バスは思ったほど混んでいない。鴨沢BSで降りた人も小生含め5人。天気があまりよくない(明日は雨予報)ので登山者も少ないのかな?出発。鴨沢から歩くのは何年振りか?いつも小袖の駐車場からなので・・・。小袖の駐車場に到着。予想に反し空いている6割程度かな?ここから七ツ石小屋までは前々回のブログと同じルートなので省略。
七ツ石小屋 ~ 千本躑躅(CT:45分)
曇っているので七ツ石小屋からの富士も雲の中。水を補給し休憩していざ出発。ザックが重い。流石に25㎏近くなると段差がある登りはきつい。ゆっくり・ゆっくり進む。石尾根と巻道の分岐に到着。もちろん巻道。石尾根に入り千本躑躅を目指す尾根。気持ちが良い!しかし躑躅には少し早いか?頂上到着。2名ほどの方が休憩・写真を撮っている。やはり早かった・・・。残念。
千本躑躅 ~ 鷹ノ巣山避難小屋(巻道CT:1時間半弱)
尾根を進むか?巻道か?悩んだ末に巻道を選択。曇っているので、と言い訳。頂上直下の躑躅がきれいなのは記憶に残っているので写真を撮りながら下り、赤指尾根との分岐から巻道へ進む。
巻道には写真のような木の橋が数箇所ある。写真の橋は滑落しても大怪我にはならないと思うが、橋によっては大怪我を伴うようなところもある。また腐っている木もあるので、リスクヘッジするのであれば尾根道をお勧めします。
巻道を進むと尾根道と合流しまた離れる。その後、避難小屋の少し前で再合流し数分で避難小屋に到着。
鷹ノ巣山避難小屋
到着後、寝床を整え天気も悪くないので外のベンチで一次会開始。ベンチでは日帰りのソロの女性が水彩画を描いていた。絵心がない(というより、絵に限らず芸術的センスがない)小生にとって絵を描いている人は尊敬に値する。飲んでいると、朝の登りでお会いしたソロの女性が到着。「ルート変更ですか?」との問いかけに、「予定通り、ここでの酒がメインですから」との回答に笑っていた。暫く飲んで昼寝。夕方になり二次会。焼肉を食べているとソロの男性到着。奥多摩駅から雲取りのピストン。すごい健脚。色々お話ししたが、北鎌尾根にも登っているようで小生とは次元が違った。しかし雪はやらない(家族から危ないと言われている)と言っていた。小生が「北鎌より雪の西穂の方がリスクは少ないでしょう。もちろん晴れていれば」と言ったところ、「家族にはわからないでしょう!」と。確かに。そのほか、色々な場所の山談義に花が咲き就寝。
避難小屋 ~ 赤指山(CT:2時間50分)
最終日 雨のち曇り ザック重量17㎏前後か
3時過ぎに起きて外に出たら小雨。水溜まりは見えないので大雨ではなかったようだ。食事をして雨具・ザックカバーをつけて出発。もちろん巻道。雨の日は鳥の鳴き声も少なく、もちろん登山者も少ないので静寂が楽しめる。『雨が好きです』。尾根道も多少のアップダウンはあるが歩きやすい。途中に立派なブナの木があった。
峰谷への分岐までは昨年登った道。少しだけ記憶に残っている。分岐を過ぎればすぐに赤指山の頂上に到着。もちろん誰もいないし、眺望もない。
赤指山 ~ 雨乞山(CT:2時間)
赤指山から雨乞山までは地図を見る限り大きなアップダウンはなさそうだ。また登山者のブログでも道迷いになるようなところもないようだが、峰谷や留浦方面の谷に下りるような道に入ったら道間違いと判断すればよいだろう。ということで先に進む。踏み跡もあり藪を漕ぐようなところもなく普通の登山道を進み林道に出る。ここで道間違い。林道ではなく林道の左上にある登山道を進むところを林道を進んでしまった。もともと計画時に林道を選んだようだ。半分過ぎた時点で気づいたが、そのまま進むことにした。結局、ウエンタワはパスすることになってしまった。そしてリボンを見つけるのに時間がかかり、林道からの取付きが分かり難かった。
ここからは少し踏み跡が薄かった。しかし迷うようなことはない。とは言いつつも、実際には太平山直下の直登ルートで道間違い。流石にこの直登はないと判断し、巻くような感じの九十九折の道があると思い巻いている踏み跡を選択。しかし崖をトラバースするようなところに出くわす。何とかクリアするも道間違いと結論。戻るのはリスキーなのでそこから根や木の枝をつかみながら直登。正規ルートに到着後はもう頂上。しかし少しやばっかった!!
休憩・行動食を取って出発。尾根道を進み、雨が降っているので雨乞は必要ないが・・・と独り言を言いながら頂上に到着。頂上が分かり難い。登山道から少し外れた感じ。それ以上に下山ルートがあわからない。リボンも見つからない。
まさかここを下るのか?と思われるような急坂がGPS上では指している。確かに下の方にリボンが見える。エグイ急坂だな~。写真1、2ともに急坂の感じは見て取れないと思うが・・・。写真1の少し手前では、握った木(古かったがリボンが付いていたので生木と判断)が折れてあわや転倒。何とかバランスを保てたが、転倒していれば転げ落ちて木にぶつかったところ。大怪我にはならなかっただろうが、泥まみれ・打ち身、下手をすれば裂傷、最悪骨折になっていた。写真2の所は直登を下るようになっているが、滑るのが目に見えていたので土砂の流れを抑える木の柵をステップに、一歩一歩下りて行った。時間はかかるが転倒・滑るリスクを最小限にできた。何とか急坂をクリア。長くはないが三大急登レベル。
急登をクリア後もまずまずの急坂。やっとの思いで林道に到着。後は舗装道路を歩いて駐車場を目指した。
まとめ
4年連続の千本躑躅もまた満開時期を外してしまった。もう諦めるか・・・。また赤指尾根は登りに選択しなくて正解。20㎏オーバーでは途中で諦めたかもしれない。下りもえぐかったのでもう利用しないかな?尾根は気持ちいので次回は太平山から留浦方面に下るルートを歩いてみよう。
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