アキレス腱断裂後のリハビリ登山も最終段階。20㎏オーバーのザックでどこまで歩けるか。何度も登っているルートにて過去との比較で現状把握。選んだところは雲取山。頂上避難小屋での宿泊は夜景と日の出が楽しめる。天気はどうだろう?
小袖駐車場 ⇒ 七ツ石小屋(CT:3時間半)
初日 晴れ ザック重量20㎏ ⇒ 22㎏(途中で水補給)
鬼滅の刃の聖地化してから人気沸騰中の雲取山。6時では駐車場がいっぱいであったこともあり今回は5時に。しかし途中の路肩に車が?まさかもういっぱい?の懸念が的中。駐車場は満車状態。仕方なく15分ほど下った所の路肩に駐車。身支度を整え出発(0527)。
何度も登っているルート。イメージ(過去実績等)としては、①風呂岩、②道間違い分岐少し先の倒木、③七ツ石小屋、④七ツ石山頂上、⑤ヨモギの頭で休憩して6時間前後で頂上。今回は出だしが少し前なので、1本目の休憩は茶煮場辺りか?と思いながら進む。出だしは緩やかな登り。風呂岩の先まではこんな感じと思いながら進むも、ピッチが上がらない。なかなか水場に着かない。やっとの思いで茶煮場。高校のワンゲル風なパーティが休憩中。予定よりも時間がかかっている(0700)。しかし天気は良い。
休憩して元気を取戻し?堂所を目指す。堂所は平坦な広いスペースがあり休憩場所としてはぴったし。しかし椅子となるような岩等がないので小生は利用しない。パーティ向けでしょう。そこを過ぎると直ぐに【将門迷走ルート】の看板(もちろん堂所にもあるが)。”紫久保が突然自害!”との表記。フムフムフム。何度も読んでいる(史実か否かは別)が、現代人との意識の違いを実感。感心しながらこれから本格的な?登りに向かう。道間違いの看板を左手に見て右手に登った少し先の倒木でいつもながら休憩。ここまでくれば小屋まではもう直ぐ。とは言いつつもまだまだ実際は時間がかかり、何とか七ツ石小屋に到着(0835)。途中、「テント泊ですか?」「すごい荷物ですね?何キロですか?」「雲取山はテント泊が多いんですね」等々の声をかけていただいた。雲取山は日帰りではなく1泊をお勧めします。
七ツ石小屋 ⇒ 雲取山頂上(CT:2時間半)
水を念のため2ℓ補充。重くなった。ここまでで相当バテている。七ツ石・ヨモギの頭・小雲取の登りを耐えられるか?リスクヘッジしここから巻き道を選択。今まで下りは全て巻道を利用したが、登りに利用したことはなかった。やむを得ない。小屋の先の水場から巻き道に入る。始めて通るルート。途中、富士を見れる場所もあり巻道もまんざらではない。ブナ坂に到着。ここからは気持ちの良い稜線歩き。誰が名付けたか知らないが、いつも通り【ダンシングツリー】がお出迎え。南アルプスがきれいに見える。2年前の南部(百閒洞)では台風で停滞したことを思い出す。
ヘリの音が聞こえる。まさか遭難者?しばらく進むと警備員らしき人が?「奥多摩小屋建設の資材を下ろしているので、暫く待っていてください」とのこと。確かにネットニュースで旧奥多摩小屋を再開する旨の記事を読んだ気がする。警備員さんは”避難小屋”と言っていたが、テント場も再開するのかな?荷下ろしが済んで先に進む。見えるはヨモギの頭。申し訳ない。巻きます。しかし小雲取の登りは薪道がないので登るしかない。こんなにバテタのは何時以来か?一昨年の北岳北ノ股雪渓以来かな?やっとのことで富田新道との合流地点、富士山のビューポイントに到着。後は稜線を歩いて頂上避難小屋に到着した(1141)。山梨県の頂上も東京都&埼玉県の頂上にも登山者が数人いて賑わいを見せていた。
雲取山頂上
小屋には先客のソロの方が。結局この日は、小生を含めソロの男性が4人と男女ペアの計6人。寝るスペースを確保し、外のベンチで遅めの昼食。何時もながら餃子とビール&ワイン。ソロの男性と山談義。小生より一回り上の方で元ソムリエ。ワインの知識をいただきました。昼寝の後は焼肉とビール&ワイン。ソムリエの方と山談義をして夜景を見て就寝。尚、この時期の日の出は、日光男体山の方から出てくるので少し木に隠れます。真冬であればもっと西になるので、ベンチからでも座ってみることができます。
雲取山頂上 ⇒ 小袖駐車場(CT:4時間弱)
今日は下るだけなのでのんびり6時出発(0553)。曇っており眺望はあまりよくない。どんどん進む。昨日は登らなかった七ツ石が見える。途中数パーティが登ってきた。軽く会釈をしてブナ坂の分岐に到着。昨日通った巻道に入る。七ツ石水場への分岐も別の巻道である右にに進む。この先にはお気に入りの滝もどきがある。しかし水が少ないようで滝にはなっていなかった。残念。登りの時に休憩した倒木の少し前でルート外のショートカットを選択。登りには利用しないが下りはいつもこの道。途中のマムシ岩で休憩して、駐車場・路肩の車に到着(0857)。
まとめ
人気が出ていることは認識していたが、GW明けの土日でも5時の段階で駐車場がいっぱいになっていることには流石に驚いた!!次回来るときには4時に来なければならない。旧奥多摩小屋の再開は嬉しいが、利用するケースが思い浮かばない。どうしても頂上避難小屋を利用してしまうような気がする。今後、利用したブログを参考にルートを模索しよう。
アキレス腱の状態はまだまだ。それ以上に筋力の低下が激しい。筋トレに励むことを誓う。
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