転勤(茨城県)が決まり中央線沿線の山が遠くなることから異動前にお気に入りの高原ヒュッテに行くことに。気分がのれば乾徳山・黒金山までピストンで計画。昨年同時期は一緒になったパーティと夜は宴会となったが、今年は?
乾徳山登山口駐車場 ~ 高原ヒュッテ(CT:2時間半弱)
初日 晴れ ザック重量21kg 特別装備なし
いつも通り途中の『はなかけ道の駅』で休憩、トイレを済ませ昨年増設された駐車場には5時過ぎに到着。5~6台が停まっていた。身支度を整え出発(0544)。尚、ヘルメットについては落石の可能性が低いので持参していない。暫くは集落内の林道歩き。途中の乾徳神社で安全祈願。
林道を30分強進むと登山道入口。ここから登山道開始(0624)。急登ではない登山道。しばらく進むと一瞬開けた場所に。そこから数分で林道と交差する場所。いつもと同じ場所で休憩だが、時間は少し多くかかっている。やばい!!
さほど急登ではないがザックが重い。一歩一歩進む。『駒止』到着。似たような地名は多いが、ここまで駒(馬)で来るのだろうか?ここから先は馬では登れない急登を指しているのか?さらに進み1箇所目の水場『銀晶水』に到着。今回は極細だが水が出ていた。初めて銀晶水の水を見た。
銀晶水を過ぎて林道(通行禁止)との交差を数度繰り返すと最後の登り。記憶ではここからが少しきついイメージ。傾斜が緩くなると2箇所目の水場『錦晶水』。今回もしっかり水が出ている。補給し休憩。ここまで数パーティーに抜かれているが、後続もどしどし到着。皆さん休憩と補給。
ここまでくれば目的地の『高原ヒュッテ』はすぐそこ。平坦で水が少し流れているような登山道を進むと開けて乾徳山方面が見える。
国師ヶ原の分岐で左に折れれば『高原ヒュッテ』(0829)。今回もシカがいる。
高原ヒュッテ ~ 乾徳山(撤退)
数人が休憩していたが泊るような雰囲気はない。流石に9時前ではいないか!泊り用装備をデポして乾徳山を目指し出発(0844)。しかし前回もザックが軽くなっているにもかかわらずバテタ記憶がある。そして今回も同じ。いや!前回よりもペースが上がらない。
何とかして月見岩に到着。春?初夏?なので少しかすんでいるがいつもの絶景が見えた。しかし疲労困憊。この先樹林帯に入りしばらく進むと岩が多い平たんな場所があるのでそこで休憩し、進むか?撤退するか?判断することにして歩き続ける。
目的の場所に到着。元々アキレス腱断裂が完治していないので最後の鳳凰岩は巻くつもりでいた。しかしその前の2箇所ほどの岩場は岩の割れ目をトラバースするような道であった記憶がある。下半身が疲れバランスを崩したときに踏んばりきれず滑落のリスクが考えられた。何度も登っている山なのでまた来ればよい。今回の第一目的は『高原ヒュッテ』に泊まること、と言うことで撤退を決定。引き返す。引き返す決断のご褒美が以下の写真。確かにこのルートは下ったことがなかったので、奥秩父の山々を見たのは初めて出会った。笠取や水晶がくっきり見え最高!!
高原ヒュッテ(泊)
無事高原ヒュッテに戻り、昼食(一次会)をテラスで開始。数名の方とお話ししたが、結局5人・4人のパーティの方と一緒になった。しかしその後も利用者は続々到着。最終的には7人が川の字で寝ている足元に2人、土間・トイレ前に各々1名の計14名?の宿泊と大盛況でした。夜はテラスで5人・4人のパーティーの方と宴会。楽しい会話とお酒ありがとうございました。尚、避難小屋前の樹林帯に埼玉の高校ワンゲル部が引率の先生とテント泊をしていました。
高原ヒュッテ ~ 駐車場(CT:2時間15分)
最終日 雨のち曇り ザック重量16kg前後
夜中に屋根をたたく音が聞こえた。雨だろう。案の定、4時過ぎに外に出たたころしとしとと雨が降っている。その内止むだろうが・・・。皆さんも起きてきてテラスで朝食の準備。小生はやることもないので軽く朝食を食べて、ザックカバー・雨具を装着し出発(0600)。『雨が好き』な小生にとっては全く問題なし。静かな山が楽しめる。着なくても大丈夫なぐらいの雨。他の方は雨が止むのを待って出発のようでした。
林道を過ぎるとしばらくは急坂。その後は、岩場もどきを超えて少し登り返せば道満山(0648)。眺望もなく魅力的な山とは言えないが、前回同様一人で静寂を楽しめました。尚、途中で登ってくるパーティー会釈。
道満山を過ぎれば後はあまり急ではない下り坂。しかし雨でスリッピーなので慎重に。林道に到着。シカ除けのゲートをくぐって無事、駐車場に(0748)。雲も次第に切れて青空が少し見える。日帰りの登山者もちらほら。天気が悪くても流石人気の乾徳山。
まとめ
昨年の秋には怪我でこれなかったので1年ぶりの『高原ヒュッテ』。やはり最高の避難小屋。暫く来れないのが残念。また今回は多くの方と一緒に夕食(宴会)をご一緒させていただき、パーティー登山の楽しさを思い出しました。どこかの山岳会に入るのも良いかな?
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