ワタスゲ&オサバグサを楽しむ田代山&帝釈山

山行記録

  

はじめに

 ワタスゲで有名な田代山&オサバグサで有名な帝釈山を計画。もちろん頂上避難小屋での1泊。今回は初めて帝釈山登山口からスタート。直接田代山を目指すには早すぎるので、台倉高山のピストンを加えた。期待のワタスゲ&オサバグサは楽しめるか?

馬坂峠 ⇔ 台倉高山(CT:4時間)

6月13日(金)曇 避難小屋泊 ザック重量12kg → 21kg 特別装備なし

 馬坂峠の駐車場には8時少し前に到着。3台ほど停まっていた。先行のマイクロバスはツアーのようだ。ガイドの方を中心にミーティング後スタートしていった。小生も準備を整えツアーとは反対方向の台倉高山に向かう(0800)。

 急登ではない登りやすい登山道。最近のトレースとみられるものがある。今日の登山者かな?開けたところで先週登った日光連山と思われる山が見えた。下りてくるソロの男性。相当早く出たのではないだろうか?急登ではない上り坂が少し緩やかに。そして残雪。凍っているわけではないので問題なし。

しばらく行くと小さな湿原に出会う。まだ初春。冬枯れの状態。

湿原の木道を歩き、その先も木道があったりなかったりの平坦な道を過ぎると頂上に到着(1000)。晴れは期待していなかったが、ラッキーにも景色が楽しめた。残雪をかかぶっているのはおそらく会津駒かな?

 あとは下るだけ。登りの時にも見た『鹿の休み場』の標識。どこかわからなかった。登り始めてすぐに出会う沢。水がなければ給水も可能。煮沸すれば問題なし。そのままでも行けそうだった。駐車場が近いので必要性はないが。そして駐車場に到着(1150)。

馬坂峠 ⇒ 帝釈山(CT:1時間弱)

 昼食のおにぎりを一つ食べ、泊の装備を入れてリパック完了。スタート(1210)。ザックが重い。こちらも出だしは平坦。しかしその先は階段。連続ではないが、いたる所に階段があった。登山道はよく整備されている。そして初対面の【オサバグサ】。頂上まで両サイドに咲いている。小さくて可憐な花ですね。

花を楽しみたいところだがザックが重い。写真は明日撮ることにして黙々と進む。先にスタートしたご夫婦と頂上前でご対面。『ご安全に!』と会釈して頂上に到着(1305)。会津方面は晴れていたが日光方面は雲の中。休憩中に田代山方面からご夫婦と思われるペアが到着。のんびり景色を楽しんだ小生は出発(1330)。

帝釈山 ⇒ 田代山(CT:1時間強)

 ここからは昨年も歩いたことのある道。出だしはちょっとした稜線。岩場もあったはず。それを過ぎると急坂ではないが下りが続く。シャクナゲが咲いていた。平坦になり見覚えのある湿原もどきの場所に到着。後は少し平坦な道を進んで最後の登りを登り切れば小屋に到着(1425)。駐車場からここまでコースタイム以上かかってしまった。まあ~20kgオーバーだから仕方ないと、自分を慰める。

 頂上を周回するには30分強なのでザックを避難小屋にデポし、手ぶらで花見物に出発。入口?出口?のベンチで4~5名のパーティが昼食中。会釈し反時計回りに散策開始。ワタスゲには少し早かった。まだひな鳥の産毛のような灰色状態が多かった。満開のワタスゲを期待したが・・・。来年再チャレンジ。花を楽しんでベンチに戻りパーティの方と少し会話。下山後は温泉で一泊する計画のようでした。

田代山避難小屋

 小屋に戻り早めの夕飯。もちろん貸切状態。ビール&焼き肉&ワインの一人宴会後、酒の切れ目が就寝の合図。お休みなさい。翌朝、曇り・雨なので日の出は期待しなかったが湿原に向かった。避難小屋同様、こちらも湿原を貸切。のんびり一服。小屋に戻り朝食。掃除をしてお世話になりました。

避難小屋 ⇒ 馬坂峠(CT:2時間弱)

 6月14日(土)曇 ザック重量16㎏

 今日は尾瀬で水芭蕉見学予定なので少し早めの出発(0510)。来た道なので省略。

結構雪も残っていた。また帝釈山からは昨日見れなかった日光連山が見えた。確かに女峰・帝釈から一気に富士見峠まで下り小真名子山への登り返しは、見るからに急登であることを実感した。帝釈山からの下りでまたツアーの団体にあった。猿倉まで通り抜けるのだろうな。そして駐車場に到着(0705)。

まとめ

 真っ白なワタスゲには少し早かったがまあ~期待通り。オサバグサも十分楽しめました。雨にも降られず最高の山行だった。来年はピンポイント(休日に関係なく)で真っ白なワタスゲを見に来よう!!
 尚、帝釈山登山口までの林道は、猿倉までの林道よりも路面の凸凹が少なく走りやすいと感じた。また田代山までの登山道も、猿倉からは階段の連続だが帝釈ルートは階段もそれほど多くなく歩きやすい。走りやすさ・歩きやすさから考えると田代山までのルートは帝釈山ルートがお勧めかもしれません。しかし小生は、小田代からの田代山を見上げる景色が好きなので猿倉ルートが好みです。

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